赤ちゃんの歯の成長過程について解説
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赤ちゃんの歯が生える流れを知ろう
生後3か月~6か月の歯の成長
歯が生え始める順番には、個人差があるものの、通常は3~6ヵ月頃に下の前歯から生えます。
上下の前歯8本は、生える順番が異なる赤ちゃんもいらっしゃいます。
通常とは違う生え方をしても、必要以上に心配する必要はございません。
この期間は、離乳食が開始される時期でもあります。
虫歯に繋がらないように、歯のケアを十分にする必要がございます。
骨内萌出期について
作られた歯が、歯茎の中から外に出てこようと前準備している期間です。
歯の元は、アゴの骨から少しずつ外に向かって動き始めます。
この段階では、口内には歯が見えない状態です。
一般的に、生後5ヵ月くらいまでは、歯は歯茎に埋まっているとされています。
歯が生え始める時期は歯ぐずりを始めます。
例えば、ぐずりが増加して不安になるお母さまも多くいらっしゃるかもしれませんが、そのぐずりは歯ぐずりの可能性がございます。
萌出期について
赤ちゃんの歯が生えることを萌出と呼びます。
萌出期とは、歯が生えてくる時期のことを指します。
イメージは、小さな歯の頭が歯茎から少し顔を出している状態です。
赤ちゃんは歯がムズ痒くなったり、よだれが増加したりするので、様々なものを口内に入れ始めます。
咬耗期について
歯の摩耗が発生する時期です。
なぜ摩耗が発生するかというと、咀嚼を通じて歯がすり減るからです。
子どもの歯が、食べ物を上手に噛んでいると言えるでしょう。
また、上下の歯がかみ合うことを咬合と呼びます。
この時期の子どもの歯は次に生えてくる永久歯に大きな影響を与えます。
虫歯を予防するため、口内のケアを丁寧にすると良いでしょう。
吸収期について
吸収期というのは、乳歯から永久歯に歯が生え替わる時期のことを指します。
乳歯の根っこを吸収するようにして永久歯が生えてくるのです。
永久歯は生え替わらない為、この時期の虫歯のケアは大変大切です。
そして、歯列矯正を開始するのにも適したタイミングです。
歯が生え始めるサインについて知ろう
特に理由がなく赤ちゃんが泣く場合
歯が生え始める時の痛みや違和感で赤ちゃんが泣く歯ぐずりが起きることがあります。
それがひどくなると、夜泣きや、食欲不振にも関わるケースがございます。
もしこのような場合は歯固めという、口内に入れるおもちゃをあげると良いでしょう。
歯固めは、赤ちゃんがしゃぶることで歯茎を固めるのを促す効果があります。
歯固めを赤ちゃんに与えることで、赤ちゃんの気が紛れ、歯ぐずりが無くなる場合が見られます。
口の中に様々な物を口に入れる
歯が生え始めるタイミングは、タオル、布団、おもちゃなど、様々なものを理由もなくかじってしまいます。
その為、赤ちゃんが口内に入れそうなものは綺麗に維持する様にしましょう。
小さなおもちゃを飲み込んでしまわないよう、喉までいくことのないサイズを選ぶことがポイントです。
手を口に入れている仕草がある
歯が生え始める時期の赤ちゃんは、自分の手や指を口内に入れるような仕草を何度もするようになります。
よだれが増加する為、洋服の襟元や袖口がいつのまにか沢山濡れている場合があります。
よだれかけなどで守ると良いでしょう。また、このタイミングの指しゃぶりは一般的なことですので、過度な心配をする必要はございません。
歯の生え始めの時期を把握しよう
歯の生え始めは、通常は生後5~6ヵ月頃と言われています。
下の歯の2本から始まって、2歳半頃までに全部生え揃います。
個人差があるため、これは目安と思いましょう。
必ずしも赤ちゃんが全員、このタイミングに前の歯2本が生えることはございません。
生後5~6ヵ月になっても、まったく生える気配がない場合でも、慌てずしばらくは様子を観察しましょう。
よだれの量が増加する
赤ちゃんのよだれの量が増加したら、歯が生えてくる可能性が高いと言えます。
ただし、まだ唾液を飲み込める機能が成熟していない為、よだれがこぼれてしまいます。
その場合は、タオルやよだれかけを使用して対応しましょう。