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フッ素を効果的に使用して虫歯予防しよう!

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なぜフッ素が虫歯予防に繋がるの?

 

①様々な口内トラブルから歯を予防する

 
フッ素は、歯の表層を酸で溶解しにくい状態に治す働きがあります。他にも、虫歯菌や歯周病菌などの細菌から歯を保護する役割があります。例えば、歯の表層が酸などで溶解すると、虫歯菌や歯周病菌などの細菌が歯を侵食するリスクが高まります。ただし、フッ素で脆くない歯を形成することで、虫歯や歯周病などの菌に侵食されないように保護してくれます。
 

②細菌の働きを抑制する効果がある

 
フッ素は、歯を酸から保護するようにコーティングする効果以外にも、酸による悪影響を弱体化させる効果があります。その為、プラークなどはブラッシングなどで隅々まで取り除くことが出来ますが、もし、磨き残しのプラークがあったとしても、虫歯を発生させる原因菌の働きを弱くし、発生させる酸の量を抑制することが可能です。フッ素は、虫歯予防の一つ選択肢になり、更に虫歯に繋がりにくい環境を生むことが出来ます。
 

③再石灰化を促して歯を守ろう

 
人の歯は飲食を繰り返したり、増殖した虫歯菌などの影響で、カルシウムやリンなどが溶解してしまいます(脱灰)。そのまま放置すると虫歯菌に侵されて虫歯に繋がったり、歯周病菌によって歯周病に発展する可能性が高まります。それを防ぐ働きが期待できるのがフッ素です。

歯からカルシウムやリンが溶解するメカニズムは、口内に残留した食べカスを虫歯菌が代謝する過程で、老廃物として酸を放出します。それが歯に蓄積されることでCaやリンが溶解する原因になります。フッ素は、その溶解したカルシウムやリンを歯に再度吸収する再石灰化を促します。

その為、再石灰化は歯を保護する為に非常に大事な過程で、脱灰と再石灰化の連鎖が乱れるると、虫歯に繋がりやすくなります。反対に、積極的にフッ素を使用して再石灰化を促す事によって歯の表層が強くなり、脱灰を抑制させることが判明しています。

 

フッ素を効果的に使用するポイント3選

 

①定期的なフッ素によるケア

歯の再石灰化は毎日のケアの習慣が大切になります。フッ素はケアした後から少しずつコーティングする力が弱くなる性質がある為、定期的にフッ素を歯に与えることが重要です。
自宅でフッ素によるケアをする場合、低濃度の製品を扱うことになりますので、歯科医院などでのフッ素ケアと比較すると、早く効果が切れてしまいます。
フッ素を使用して再石灰化を促進することが出来れば、発生したばかりの虫歯は回復し、歯科医院での治療が必要になる程の虫歯になることを未然に予防することが出来ます。

 


 

②適切な量で使用しよう

 
フッ素が入っている歯磨き粉の使用量はしっかりと厳守しましょう。もし、フッ素入り歯磨き粉を多くつけてブラッシングした場合でも、効果はそれほど大きく変わりません。使用する前に、使用上での注意点をしっかり把握することが大切です。歯磨き粉には研磨剤が入っている為、それが歯にダメージを与えるリスクもあります。ダメージが気になる方は、研磨剤が入っていない歯磨き粉も買うことが出来るので一度試すと良いでしょう。
 

③口内にフッ素を長時間入れ続ける

 
フッ素の効果を更に向上させたいのであれば、フッ素入りのブラッシングを使用する時にも、フッ素を長時間口の中に留めることが可能な製品を選択すると良いでしょう。近年は、フッ素のブラッシングだけでなく、フッ素ジェルといった製品も購入することが出来ます。商品によっては唾液で流れることなく長時間口内に留まるので、フッ素の働きをより感じることが出来るでしょう。
ただし、ジェルの使用感が得意でなければ、フッ素が含まれている洗口液などを使用しても良いでしょう。口内をゆすだけでも効果的なので、洗口液は簡単に実施できます。

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