豊明市の歯科医院・矯正歯科

かすま歯科クリニック

〒470-1161
愛知県豊明市栄町大根1番1453

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャー

overdenture

インプラントオーバーデンチャーとは

入れ歯の不快症状を全て解消できる治療法

インプラントオーバーデンチャーは、インプラントを使って入れ歯をしっかり固定する方法です。通常の入れ歯は歯ぐき(粘膜)に乗せているだけなので、噛むと痛みが出たり、うまく噛めなかったりすることがあります。そこで、顎の骨に2~4本のインプラントを埋め込み、それを支えにして入れ歯を固定することで、ずれや外れを防ぎ、安定感が得られます。

インプラントオーバーデンチャーの特徴

■しっかり噛めるようになります
入れ歯がグラグラせず安定するので、これまで噛みにくかった食べ物もしっかり噛めるようになります。

■外れる心配がほとんどありません
会話や食事のときに入れ歯が動いたり外れたりする不安がなく、安心して過ごせます。

■お手入れもカンタン
普通の入れ歯と同じように取り外して洗えるので、清潔に保ちやすく、毎日のお手入れも楽にできます。

インプラントオーバーデンチャーの仕組み

インプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋め込んだインプラントと入れ歯を組み合わせて使う新しいタイプの入れ歯です。
インプラントの先端には「アバットメント」と呼ばれるパーツが取り付けられ、入れ歯の裏側とぴったり連結する仕組みになっています。これにより、入れ歯がしっかりと固定され、グラグラしたり外れたりする心配がほとんどなくなります。

インプラントオーバーデンチャーはこんな方におすすめ

■入れ歯の安定性に不満がある方
入れ歯が動いてしまい、食事のときにズレたり外れたりして困っている方
特に下あごの総入れ歯で「歯ぐきに食い込んで痛い」「噛んでも安定しない」と感じている方

■骨が少なく、通常のインプラント治療が難しい方
顎の骨の量が少なく、従来のインプラント治療が難しいと言われた方
骨移植などを併用することで、骨が足りなくても治療できる場合があります

■体への負担をできるだけ抑えたい方
多くのインプラントを埋め込む手術には抵抗がある方
2~4本のインプラントで入れ歯を支えるため、手術の負担を少なくしたい方

■費用をなるべく抑えたい方
治療費を抑えながら安定した入れ歯を求める方
今ある入れ歯を調整して使える場合もあり、コストを抑えつつ快適さを実現したい方

インプラントオーバーデンチャーができない場合

■ 顎の骨の量や質が極端に不足している方
インプラントを支えるためには、ある程度の骨の量と密度が必要です。顎の骨が著しく痩せている場合、インプラントを固定できず、治療が難しくなることがあります。
ただし、 骨移植や再生療法を併用すれば可能な場合もありますので、まずは精密検査が必要です。

■全身疾患のコントロールが不十分な方
糖尿病や心疾患、高血圧などの持病がコントロールされていない場合、手術のリスクが高くなります。また、免疫力が低下している方は、治癒が遅れたり感染が起こりやすくなるため注意が必要です。

■喫煙習慣がある方
喫煙は血流を悪化させ、インプラントが骨に定着しにくくなる大きな要因です。成功率を下げるだけでなく、術後の感染や治癒不良のリスクも高くなります。治療を受ける場合は禁煙が推奨されます。

■歯ぐきやお口の中に炎症がある方
重度の歯周病や口内炎など、お口の中に炎症がある状態ではインプラント手術を行うことができません。まずは口腔内環境を整え、炎症を治療することが先決です。

他院で治療を断られた経験はありませんか?

かずま歯科医院には、何らかの理由で他院での治療を断られたという患者さまがしばしば来院されます。 インプラントは、歯科治療の中でも比較的難易度が高い治療の一つです。そのため骨量不足や厚みが足りていないことを理由に、治療を断られてしまうことがあります。

そのような症例において、当院では「骨造成」という処置を行うことでインプラントを可能にします。 顎骨の厚み不足や歯周病を始めとした口腔トラブル、抜歯後に放置しすぎて骨を失ってしまったなど…。 このような事情で治療を諦める前に、一度当院へご相談ください。他院ではお断りされた症例でも、治療できる場合があります。

治療の流れ

01

診査と治療計画

個人差がありますが、まず失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の位置、硬さ、大きさ、歯にかかる力の方向や強さによって選択肢が変わります。衛生管理を十分に考慮し、話し合いを重ねながら総合的に検討した治療計画を立てます。

診査と治療計画
02

一次手術

顎の骨にインプラントを埋め込みます。

一次手術
03

治療期間

一次手術、顎の骨にインプラントを埋め込んだ後、3~6ヵ月後くらいでインプラントと骨が強い力で結合します。これをオッセオインテグレーションと呼び、この期間に仮の歯を使用することもあります。

治療期間
04

二次手術

歯ぐきを開き、歯ぐきが治るまで1~6週間ほど人工歯を入れる準備をします。

二次手術
05

人工の歯を作製・装着

歯ぐきが治れば型を取って人工歯を作成します。この人工歯は人それぞれちがうもので、形や色などをケースバイケースで作製しインプラントに装着します。

人工の歯を作製・装着
06

メンテナンスと定期検診

インプラントはもちろんのこと、口の中全体が衛生的に保てているかどうか、ブラッシングの指導を受けながらメンテナンス方法を確認していただきます。そのほか、半年に1回程度の定期検診を受け、インプラントや人工歯の状態などを診断いたします。

メンテナンスと定期検診

料金

カウンセリング・CT検査
料金:無料
かずま歯科クリニックでは、初診のカウンセリングを無料で実施しております。インプラントの手術内容や費用面について、お困りごとがあれば気軽にご相談ください。
手術費用
オーバーデンチャー 1600,000円(税抜)
上部構造
前歯 130,000円(税抜)
臼歯 120,000円(税抜)
オプション
ソケットリフト 1歯 60,000円(税抜)
サイナスリフト 1歯100,000円(税抜)

※料金は税抜き表記です。

インプラントオーバーデンチャーのリスク

■外科手術に伴うリスク
インプラントを顎の骨に埋め込むためには手術が必要です。その際、まれに、感染や出血、神経損傷によるしびれ、傷の治りが遅れることがあります。
また、糖尿病や心臓病、高血圧などの持病が十分にコントロールされていない場合には、手術自体が難しい場合もあります。

■治療費が高額になる場合がある
インプラントオーバーデンチャーは保険診療の入れ歯と比べると、費用が高くなる傾向があります。治療計画や使用する素材によって費用は異なりますので、事前にしっかりご説明いたします。

■お手入れとメンテナンスの必要性
・取り外しが必要:
インプラントで固定していても、入れ歯は取り外して清掃する必要があります。お手入れを怠ると、残っている歯に虫歯や歯周病が発生するリスクがあります。

・アタッチメントの劣化:
入れ歯とインプラントを連結する部分は消耗品です。数年ごとに交換や調整が必要となります。

インプラントオーバーデンチャーのメンテナンスについて

治療を受けた後は終わりではなく、長期的に快適に使い続けるためには「毎日のセルフケア」と「歯科医院での定期メンテナンス」が欠かせません。

インプラントオーバーデンチャーは、構造上インプラントと入れ歯を連結して使用するため、長く使ううちに部品が摩耗したり、入れ歯や周囲の清掃が不十分になることがあります。こうしたトラブルを防ぐためにも、歯科医院での定期的なチェックとメンテナンスがとても重要です。

定期メンテナンスでは、歯科医師がインプラントやお口の状態を丁寧に診察し、問題がないかを確認します。さらに歯科衛生士による専門的なクリーニング(PMTC)を受けることで、毎日の歯みがきでは落としきれない汚れやバイオフィルムを除去し、清潔な口腔環境を維持することができます。

このように、定期的にプロのケアを受けることで、インプラント周囲の炎症やむし歯、歯周病などのトラブルを早期に発見し、すぐに対応することが可能になります。その結果、インプラントオーバーデンチャーを長持ちさせ、健康なお口を維持することにつながります。

治療後の注意

何年も経過してから、問題が生じやすいインプラント周囲炎

インプラントは天然の歯と同じように、治療後もお手入れや定期的なメンテナンスが欠かせません。もし適切なケアが行われていないと、インプラントを支えている歯ぐきのまわりに細菌が入り込み、炎症を起こしてしまうことがあります。これを 「インプラント周囲炎」 といいます。わかりやすく言えば、インプラントが歯周病にかかっている状態です。

インプラント周囲炎になると、歯ぐきが腫れたり、出血したりといった症状が現れます。さらに、そのまま放置してしまうと炎症が悪化し、インプラントを支えている顎の骨が少しずつ溶けてしまいます。最終的にはインプラント自体がグラグラして、抜け落ちてしまうこともあるのです。

こうしたトラブルを防ぐためには、毎日の丁寧なセルフケアに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスがとても大切です。早い段階で異常を見つけて適切な治療を行うことで、インプラントを長く快適に使い続けることができます。

よくある質問

他院で骨が足りないと言われたのですが治療できますか?

以前のインプラント治療では、顎の骨の高さや厚みが十分でない場合でも、そのままインプラントを埋め込むことがありました。その結果、人工の歯が不自然に長くなってしまったり、歯ぐきから金属部分が見えてしまうといった見た目の問題が起こることも少なくありませんでした。

しかし現在では、技術の進歩によって状況が大きく変わっています。自分の骨を利用した移植(自家骨移植)や、人工の骨を使った骨造成を行うことで、顎の骨を十分に増やしたうえでインプラントを埋め込むことが可能になりました。そのため、見た目も自然で、ご自身の歯とほとんど変わらないような美しい仕上がりを目指せるようになっています。

もちろん、増骨治療は高度な技術を要するため、経験豊富で知識のある歯科医師を選ぶことがとても大切です。また、最終的な仕上がりには個人差があるため、治療を検討する際には専門医と十分にカウンセリングを重ね、ご自身に合った方法を選んでいくことが重要です。

インプラントをしても不自然な見た目になりませんか?

インプラントの大きな魅力のひとつは、とても自然な見た目に仕上がることです。治療の際には、歯科医師が患者さまの隣にある歯の色合いや形、サイズを丁寧に確認し、それに合わせてインプラントの被せ物(上部構造)を設計します。そのため、完成した歯はご自身の歯とほとんど見分けがつかず、日常生活の中でインプラントだと気づかれることはほとんどありません。

自然な見た目を再現できることで、口を開けたときの印象や笑顔にも自信を持てるようになります。単に噛む機能を回復させるだけでなく、審美性の面でも満足度の高い治療法といえます。

インプラント治療中に食事はできますか?

インプラント治療中に装着する仮歯でも、日常生活の中での食事は基本的に問題なく行うことができます。ただし、仮歯は最終的な被せ物と異なり、プラスチック製で強度が十分ではありません。そのため、硬い食べ物を噛んだり、強い力が加わるような食事では破損してしまう可能性があります。

通常の食事には支障はありませんが、ナッツ類や硬いおせんべい、氷など、負担のかかりやすい食品は避けていただくことをおすすめします。治療が終わり本来の被せ物が入るまでは、できるだけ仮歯に負担をかけないよう注意しながら食事を楽しんでください。

仮歯でも見た目は回復しますか?

インプラント治療の途中では、最終的な人工の歯が入るまでの間に プラスチック製の仮歯 を装着します。この仮歯を入れることで、治療中でも歯がない状態になることはなく、普段通りに会話や食事をしていただけます。

仮歯はあくまで治療期間中の一時的なものですが、見た目は自然で目立ちにくいため、周囲の人に気づかれる心配はほとんどありません。治療の間も安心してお過ごしいただけます。

歯がぜんぜんないのですが、インプラントは可能ですか?

歯をすべて失ってしまった場合でも、インプラント治療によってしっかりと噛める状態を取り戻すことができます。従来の治療法では、上顎・下顎それぞれに5~6本のインプラントを埋め込み、その上に一体型の人工歯を装着する方法が一般的です。総入れ歯のように外れたり動いたりすることがなく、顎の骨にしっかり固定されるため、食事や会話の際にも不安を感じることはほとんどありません。

他院では歯周病のためインプラントができないと言われたのですが…

インプラント治療を検討される際に大切なのは、まずお口の中が健康な状態であることです。特に歯周病がある場合、そのままの状態でインプラントを行うのは望ましくありません。なぜなら、歯周病の炎症が残っていると、インプラント治療後の成功率が下がり、インプラントの寿命も短くなってしまうからです。

そのため、歯周病が見つかった場合には、まずは歯周病の治療を優先して行い、歯ぐきや顎の骨の環境を整えることが理想的です。特に歯周病が進行して歯を失ってしまったケースでは、顎の骨も痩せてしまっていることが多いため、インプラントをしっかり支えるために骨を増やす治療(骨造成)を行うことが必要になる場合もあります。

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